演技力なんて言い訳程度

こんばんわ。
長らくお待たせしましたがタイ旅行の後編書きます。
正確には、旅行話ではなく目的地に無事着いたのかって話ですね。

僕の渾身の「ちょちょちょ!」
が成田の天井に吸い込まれて終わりました前回。

どうもわかりづらいんではないだろうか
心配なんで、どんなけの叫びかと言うと

セカチューの森山未來が倒れた長澤まさみを抱えながら
「誰か助けてください!」
とかなんとか言いながら叫ぶ場面。
天井から俯瞰のアングルでカメラが引いていく。
まぁあの感じを思い浮かべてもらえればわかりやすいと思います。
いやもちろん
長澤まさみみたいな素人はいないだろうし
そもそもおっさんの1人旅の話ですが、
まぁわかりやすいはずです。

全然関係ないけど、
森山未來ってFCバルセロナのスアレスに似てます。
すみません続けます。

そんな誰もいない成田で気絶しそうな僕は、

「…一服しよう」

という
いい大人は絶対選択してはならぬ何も解決しない選択をスマートに選択します。
前回からのみなさんはお気づきでしょうが、馬鹿だから。

時は22:30。
もういろいろ選択肢は少ないはず。

羽田に向かうか、明日の便を予約するか、旅行自体を辞めるか、とりあえずタバコを吸うか。
しっかりと勇敢に最後の選択肢を選んだ僕は
喫煙所で一本目のタバコを吸いながら、ようやく携帯を開きました。

僕「とりあえず今から羽田は行けるのか?」

携帯「いやー時間的に無理っすね」

僕「ならば、明日の便はあるのか?いやしかしあまり高いと困る」

携帯「そんな急には無理っすね」

僕「そこをどうにかしてくれ」

携帯「んー、羽田からならあんすよね…高いけど」

僕「(このあたりでいよいよヤバイかもと気づいて泣きそう)高いってどれくらいだ?」

携帯「往復15万やね」

僕「ふざけるな!ならば帰る!」

携帯「(半笑いで)いや旦那、なんなら帰りの電車もギリ厳しいすよ」

僕「(もう完全に泣いている)…頼むよ」

携帯「いい大人が泣くかねしかし…あ!」

僕「電車あったか?」

携帯「いや電車はないけど、明日早朝発のLCCがバンコク片道3万であるっぽい」

僕「…それは羽田か?」

携帯「LCCは成田発でげす!」

僕「…パーフェクト」

思わず映画ラストサムライの渡辺謙が言う決めセリフが出ました。

まさかですよ
現代に生きてあの渡辺謙の気持ちがわかるようなシチュエーションに出会うとは、
ホント人生一期一会ですね!

まぁ、よく意味もわからず一期一会と書きましたが
もちろん
この時、誰とも出会ってないから一期一会ではないし
単なる僕の凡ミスから招いたピンチだから、渡辺謙ファンのみなさんならびに
南果歩さんごめんなさい。

話を戻しますと
そりゃそんなん一発クリックですよ!

「6:30発 エアアジア バンコク ドムアン空港行き」

間違いないです。
間違いようないです。

あとは明日の朝までどうするか?
宿はあるのか?空港で野宿か?もしくはとりあえずまたタバコを吸うのか?

すみません
いつものように長く書き続けるのが苦手なので今日はこのあたりで。

後編パート2はまた近いうちに必ず。

梅雨やだなー。

高橋